【子ネコにおすすめのフード決定!】子ネコに必要カロリーとご飯の与え方

ねこ 年齢や状態別のフード選び

当ページをみてくれているということは、もしかしたら

  • ウチの子猫ちゃんに与えるフード、どんな部分に注意して選べばいいんかな?
  • 成猫のフードはあるんだけど、これを与えちゃっていいのかな?

こんな風に子猫ちゃんに与えるフードの種類や選び方に悩んで、ネットで調べていませんでしたか?

 

そんな子猫ちゃんの飼い主さんにむけ当ページでは、必要な食事内容や食事量、どんなキャットフードをどのようにして与えるのか?

このへんを網羅しつつ、わかりやすくまとめておきます。

 

大切なポイントとしては、できれば成猫と同じフードではなく、しっかりと成長段階に合わせた食事内容を与えること!

 

ネコの一生の中でも、生後3ヶ月までは食生活においてもっとも大切な時期。

この時期にしっかりと食事管理を行い栄養を摂取していたかどうかで、猫ちゃんのその後の人生を左右するんですよ。

逞しくしなやかな強い成猫に育つよう、栄養満点の食事を心がけてくださいね。

 

食事内容については以下でじっくり解説してます。早速みていきましょう!
チェック 栄養をしっかりとりたい子ネコにおすすめの厳選フード比較!!

栄養不足には注意!生まれてから3ヶ月は猫ちゃんの成長期

生まれてから約3カ月間の成長期は、人間でいうところの小学生~中学生というグングン成長する時期。

 

飼い主さんも自分が同じ年齢だった頃を思い起こしてください。

あの頃は、今よりも高カロリーの食事をいくらでも食べることができたはず。学校から帰ったら激しい運動をしていないにもかかわらず、食べても食べてもお腹が減っていましたよね。

 

猫ちゃんにとってもそれは同じ。

成長段階の子ネコちゃんは、成猫に比べ必要とするカロリーもはるかに多く、どれだけカロリーを摂取してもどんどん消費します。

 

なので、

こんなに与えても大丈夫なのか?

というくらい与えても案外大丈夫なものです。

 

成猫の場合、過剰なカロリー摂取は肥満やメタボ、生活習慣病の原因になりますが、子ネコちゃんの場合は、逆に栄養不足で発育不良になる心配をした方がよいかもしれません。

 

この時期にしっかりと栄養素が摂取された方どうかで、成猫になってからの健康状態も大きく左右する!

ということをお忘れなく。

子ネコに与える食事の量ってどれくらい?

では子ネコに与える食事量が簡単に計算できる公式をご紹介します。

子ネコの体重×200カロリー=必要な摂取カロリー

 

上記の公式でざっくりとした子ネコちゃんに必要な摂取カロリーが計算できます。ぜひキャットフードに記載された数値を元に計算してみてください。

さらに細かく週齢別で必要カロリーを知りたい方は、こちらの表を参考にしてみてください。

週齢別 子ネコに必要なカロリー

週齢 体重(kg) 体重1kgあたりに必要なエネルギー(kcal/kg) 1日の必要量(kcal/kg)
8 0.6~1.0 260 160~225
14 1.2~1.6 200 235~300
20 1.8~2.5 150 280~375
40 2.9~4.0 100 316~436
52 3.0~4.3 80 240~344

参考 ネコの食事大百科(成文堂新光社)

もちろん上記はあくまでも目安。ネコの種類や個体差による部分も大きいので上記をベースに適量を探してみましょう。

 

子ネコちゃんの性格や運動量などでも必要な食事量は変わってきます。適量がみつかるまでは、食いつきや食べ残し、食事の様子をみながら食事量を調整してください。

子猫の食事の回数は何回?

成猫にくらべ、必要摂取カロリーが約2~3倍という成長段階の子ネコちゃん。

ですがその反面、生後約2~3ヶ月の子ネコの胃腸はまだ小さく未発達・・・よって消化吸収能力もまだまだ未熟です。

 

つまり一度に沢山の量を食べることができません。無理して食べればすぐに吐き出してしまうでしょう。

 

なので同じ量の食事を与えるにしても、

  • なるべく効率よく栄養摂取できる高カロリーの子ネコ用フード を選ぶ
  • 一度に沢山与えず、1日4~5回程度 に分けて与える

という感じで工夫してみてください。

 

また大半の子ネコちゃんは、自分がどのくらい食べても大丈夫なのか?というのがネコちゃん自身もわかっていません。

与えたら与えただけ食べてしまうので、与えすぎにもご注意ください。

 

食べ過ぎて消化不良を起こせば、嘔吐や便秘、下痢につながる上、大切な栄養素も吸収されずにそのまま排出されます。

たっぷりと与えているつもりでも、しっかりと吸収されていなければ発育不良や栄養失調だってあります。

 

ポイントとしては、少量ずつ数回に分けて与え、食いつきや便の具合をみながら、徐々に成猫のフードにシフトする。

こんな流れが無理のないフードの切り替えです。
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子猫に与えるキャットフードはどんな商品がいいの?

では続いて、飼い主さんがもっとも気になる部分、子ネコちゃんのキャットフードについて。

子ネコちゃんに与えるキャットフード、どんな商品がおすすめなのでしょうか?

 

結論からいいますと、

  1. 効率よくカロリーを摂取できるキャットフード
  2. 消化・吸収の良いフード

この2つがもっとも大切なポイント。

 

成猫にくらべ消化器官が未成熟な子ネコちゃん、食べた分だけしっかりと栄養として吸収されるフードが理想的です。

 

また効率よく脂肪やカロリーを摂取しても、消化・吸収が追いつかなければ発育につながりません。

そこで

  1. 効率よくカロリーを摂取できるキャットフード
  2. 消化・吸収の良いフード

という部分を基準に、フード選びを行ってみてください。

 

もちろん各メーカーでは子ネコ用フード(キトン用フード)という商品がかならず用意されています。

内容成分は各社で微妙に違いますが、どれも効率よくエネルギーを摂取することを主眼において配合しています。

できることなら数ヶ月間だけでも、子猫用のキャットフード(キトン用フード)を与えてみることをおすすめします。

子ネコちゃんに成猫用フードはよくない?

成猫用のキャットフードも水やミルクでふやかす等、食べやすい状態にひと工夫すれば、与えてもまったく問題ありません。
ただカロリーを摂取する効率がイマイチ、成猫が好むような味付けになっているため子ネコちゃんが好まない・・・といったケースもあります。
最初は子ネコ用フードから始め、発育状態を確認しながら徐々に成猫用フードの割合を増やしていくのが理想的ですよ!

子ネコ用のキャットフード選びのポイント

本来、肉食動物であるネコにとって必要なのは動物性たんぱく質。

人間にとって毎日食べ続けても飽きないご飯といえば、お米やパンといった炭水化物ですが、ネコの場合はこれが肉類などの動物性タンパク質にあたります。

 

そのため、もし子ネコ用キャットフード選びで迷ったら、高カロリーな動物性タンパク質をベースとした商品!

こんな部分に注目して選んでみるといいでしょう。

 

ペットショップで商品を比較すれば一目瞭然ですが、同じ子ネコ用、キトン用のフードでもウエットタイプとドライタイプでは大きく違いますし、同じドライタイプでも販売元や輸入元が違えば内容成分もまったく違ってきます。

 

栄養価の面では子ネコ用のドライタイプが効率よくカロリー摂取できますが、消化率を考えたらウエットタイプに軍配が上がります。

仮にドライタイプをミルクやお湯でふやかして与えても下痢気味だった場合、当面はウエットタイプがよいかもしれません。

 

中には生後1ヶ月くらいでも、ドライタイプをそのままカリカリ食べちゃうネコちゃんも意外といます。

ウエットタイプもドライタイプも、最近の商品は未開封ならある程度の長期間、保管できます。

日々成長を続ける子ネコちゃんは、昨日まで食べなかったフードを今日は普通に食べてる・・・こんなケースも普通にあるもの。

 

そんな食事内容の変化に対応できるよう、成猫になるまでの半年~1年間は各種のフードを用意しておくのがおすすめです。順繰りに与えることで偏食や好き嫌いも解消できるというメリットもありますよ!

子ネコ用キャットフードの与え方

では引き続き、子猫ちゃんのフードの与え方について考えてみましょう。

 

子ネコ用フードの与え方で注意しておきたいのが、最初の段階でフードをご飯だと認識してもらうこと。

というのも、初めからガツガツ食べるネコちゃんもいれば、いきなり子ネコ用のフードを与えても口にしないネコちゃんもいます。

 

そもそも赤ちゃんネコにとって、キャットフードが食べ物だと理解できないネコちゃんもいます。

そのため、カリカリのドライタイプをそのまま与えず、できるだけ最初は必ずお湯やミルクでふやかしてあげるてください。

 

その後、様子を見ながら子猫ちゃんの成長に合わせ、子猫用のミルクを卒業しキャットフード単独で与え、子猫用→成猫用とシフトしていきましょう。

【まとめ】強く逞しい成猫は食生活の管理から

以上、子猫ちゃんのフードの選び方や与え方、購入時の注意しておきたい部分と、飼い主さんの気になる部分をまとめてみました。

 

生まれてから約3ヶ月はネコちゃんの一生の中でも、強く病気にかかりにくいカラダをつくる大切な時期。

この時期に栄養不足な食生活が続けば、発育不良となり将来的に病気のリスクも高まってしまうのです。

強い骨格や病気を跳ね返す免疫力をゲットするためにも、成猫以上に食生活には気をつけたいものですね。

 

また偏食や好き嫌いが始まるのもこの頃…栄養バランスも考え、幅広いキャットフードを与えておくことも大切なポイント。

 

子ネコちゃんの健康管理や発育状態を左右するキャットフード選びは、飼い主さんの責任重大な仕事。そんな子猫ちゃんのフード選びに当ページがお役に立てれば幸いです!
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\最新版 当ブログ厳選/
おすすめフードBEST3を発表

では最初にフード選びにおける3つのランキング基準からご紹介します

  1. 主な原材料・添加物の有無、不明確な材料かどうか?
  2. 当サイトのユーザーさんのクチコミ・評判
  3. ウチのマツ(4歳♂)がどれだけガツガツ食べたか?

以上の3項目を客観的に判断し、今おすすめできるキャットフードに絞り込んでランキングいたしました。どれがいいか決められない場合、とりあえず1位から試して様子をみてみましょう!

ジャガー

ジャガーは好き嫌いが激しいネコちゃんにもおすすめ!
チキン・鶏肉・サーモン・マスなど新鮮な肉と魚を惜しみなく使い、動物性タンパク質80%以上の食事を実現しちゃったのがジャガー!
好き嫌いが激しい偏食気味の猫ちゃんでも、とびきり喜ぶ贅沢プレミアムフードを一度お試しあれ!!

※ペットショップやホームセンター等、実店舗では販売されていません。

カナガン

グレインフリー・高タンパク、低炭水化物を徹底した『カナガン』といえば、プレミアムフードの代表格!

キャットフードランキングのトップに君臨しつづける理由は圧倒的な安全性や信頼感。

『美味しい』だけじゃなく『無添加』、『アレルギー対策』も実現しています!

※ペットショップやホームセンター等、実店舗では販売されていません。

モグニャン

販売元さんがイギリスの生産現場にも何度も足を運び、1年以上の歳月をかけてオリジナルキャットフードを開発してできたのがモグニャンです。

まさに、愛する我が子のために、そして我が子を思う飼い主様の想いのために、原材料から粒のカタチまで拘って作り上げた栄養たっぷりのプレミアムフードですよ!

※ペットショップやホームセンター等、実店舗では販売されていません。

ランク外なものの人気の市販キャットフード

いきなりプレミアム・フードは…というアナタは、とりあえず市販の人気キャットフードをいくつか試して相性をみてみてはいかがでしょうか!?

以下、スーパーやドラッグストア、ホームセンターのどこでも購入できるお手頃なキャットフードから、先ほどのランキング商品に迫るスペックのプレミアムフードまで個別に特集してみました。
万一、切らした場合でも入手性のよい市販のフードなら安心ですよ!

以下の個別ページで市販キャットフードを様々な角度からガチ比較してみました!

jpスタイル和の究みシニア猫用サイエンスダイエット老猫用ファーストチョイス室内猫用ミオドライミックスjpスタイル和の極みウェルネスフードホリスティックグレインフリーパシフィカキャット
アーテミス オソピュアアルモネイチャー ホリスティック日本ペットフード ビューティープロペットライン キャネットチップ こく旨リッチユニ・チャーム ねこ元気 お魚とお肉ミックスペットライン メディファス日本ペットフード コンボ(毛玉対応)マースジャパン カルカンペットライン キャネット日清ペットフード キャラット ミックスネオナチュラルバランス ウルトラプレミアムネスレ ピュリナ モンプチネスレ ピュリナ モンプチペットライン メディファスユニ・チャーム 銀のスプーン日清ペットフード 懐石zeppin

※当サイト管理人とじっさいに寄せられたクチコミをもとに、安全性・コスパ・食いつき・満足感などの項目のバランスを評価し、当サイト独自のランク付けをしています。

みんなは何を基準にキャットフードを選んでいるのかな?

では早速、フード選びでどの部分に注目して選べば失敗しないのかお伝えします!

ペットショップやスーパー、ネットショップには数多くのキャットフードが販売されていますが、

いったい何を基準にネコのご飯をえらべば良いのでしょうか?

この部分に悩まれる飼い主さん、すごーく多いですね。

 

 

細かい部分までコダワリ始めるとキリがありませんが、もっとも重要な項目だけでも知ってくといいです。

キャットフード選びで注意したい3+αとは?

まずキャットフード選びのもっとも基本的な部分として、最低限、

  1. 栄養バランス
  2. カロリー
  3. 安全性

という3つの要素がしっかり配慮されたキャットフードか?

まずはこの部分に注目してください。

パッケージの美味しそうなイメージ写真に気をとられ、ラベルまでチェックされない飼い主さんも多いですが、重要なのはイメージ写真ではありません!

 

かならずラベルに記載された栄養素や添加物。このあたりに注目しておきましょう。

https://catfood.main.jp/catfood-label-check/

こちらのページもあわせて参考にしてみてください。

毎日のことだから…継続できる価格帯なのか?

それ以外にも『無理せず継続できる価格帯』という部分も忘れてはいけません。

どんなに安全で栄養面がバッチリでも、半年、1年それ以上と与え続けるキャットフード。

経済的な負担が大き過ぎれば、余儀なく安価なフードへ切り替えることになります。

 

また飼い主さんの都合で頻繁にキャットフードを切り替えることにより、フードの変化に対応しきれずに、アレルギー症状や下痢・便秘など体調不良を起こすネコちゃんも少なくありません。

 

なので無理なく継続できる価格帯!

この部分も、栄養バランス・カロリー・安全性についで、フード選びの大切な部分といえるでしょう。

継続できないような高額なフードを無理して与えるのは、財布にも猫の体調にもよくありません

最終的に猫の餌を選ぶのは主役の猫ちゃん!

このようにさんざん悩みに悩んで選びぬいたフードでも、

残念ながら肝心なネコが好まないパターンも普通にあります!

ほんとに困る!

 

選びに選びにいた飼い主さんの気持ちをよそに、ヒコヒコと鼻を動かしただけでまったく口にしないケースだってありますよね?

 

大切なのは、飼い主さんの先入観で勝手に一種類のフードに絞り込まず、

栄養バランス・安全性の条件をクリアしたフードを何種類がピックアップし、少量ずつでも愛猫ちゃんに味見させて食いつきや体調の様子をみる!

こんな流れといえますね。

他の飼い主さんのキャットフード選びの基準をチェック!

キャットフード選びの基準を知ったところで、意外と気になる部分といえば

『みんなは何を基準に愛猫のキャットフードを選んでいるのかな?』

ここも気になる部分ですよね!

そこで日本全国でアンケートを行ったという書籍やサイトをもとに、フード選びの基準で比較的多かった飼い主さんの意見をピックアップ!!

 

猫種、ライフステージ、飼い主さんのフードにかけれる予算によってもフード選びの基準は変わります。

あくまで参考意見として、ぜひフード選びの参考にしてみてください!

「猫の体質に合うもの添加物が少ないもの。原産国(国産か、動物に対しての知識が高い国のものなど)。栄養バランス」

キャットフード選びにおいては『国産だから安心』とは一概には言い切れません!

「栄養バランス、ぽっちゃり気味なのでカロリーの低いもの」

「栄養バランスや太らせないようなフードを獣医師さんやペットショップの店員さんに相談して選ぶ」

高齢になったら高タンパク・低カロリーのチキンをふんだんに使用したダイエット対策フードを!

「穀物フリーであること」

肉食動物のネコとにかく肉・肉・肉が大好き!穀物類が多すぎるのはオススメできません

「毛玉ケア,下部尿路に配慮したものを混ぜる」

「無添加なもの」

「プレミアムフードを選ぶ(ドライ)。主原料が肉もしくは魚、着色料等がはいっていない」

着色料でレンガ色のフードが目立つけど実はネコは色を気にしませんよ!騙されちゃダメよー

「メインフードは、総合栄養食で、年齢と熱量と疾病予防 おやつは、添加物がないこと」

「栄養バランスと、好き嫌いが激しいので食べたものをあげています」

「鶏アレルギーのコがいるので魚のドライフードにしている」

「おいしそうな香りがするもの(猫缶の場合)」

食いつきのために多少の香りづけは必要、でもエキス・パウダー類が多過ぎるのは逆にダメですよ!

「栄養バランスと粒の大きさ (大粒の物は食べにくそうなので小粒の物を選びます)」

「猫下部尿路疾患なので、カルシウム、リン、マグネシウムが少ないもの。なるべく、人間が食べても大丈夫な原材料を使っているもの。人工添加物などを使用していないもの」
※成文堂新光社『みんなのネコ式生活』より抜粋

ヒューマングレードの記載は完全に販売元の自己申告!だから100%安心というわけじゃありません

 

キャットフードはグレインフリーが絶対におすすめなの?

ペットショップやドラッグストアのキャットフード売り場で今では普通にみける

「グレインフリー」

という言葉!このグレインフリーとは広い意味では米、とうもろこし、小麦、大豆、大麦などの穀物や穀類を使用していないということ。分かり易く言うと豆類を含んでいないということ。

ここではグレインフリーのキャットフードについて一緒に考えてみましょう。

穀物類が100%悪いわけでもない!他の原材料とのバランス・それ以外の添加物が大切!

グレインフリーに便乗して、グレインフリーと記載しつつ、それ以上にヤバい材料てんこ盛りのフードも沢山あるらしいぞ!

そもそも猫ちゃんは完全な肉食動物です。本来穀類を食べません。

そのため高級なキャットフードの多くはグレインフリーをウリに、穀類を含まないように工夫している商品が非常に増えてきました。

 

ですが必ずしも

  • グレインフリー=高級なキャットフード
  • グレインフリー=愛猫ちゃんにピッタリのキャットフード

というワケでもなく、グレインフリーだから絶対に良いキャットフードと決めつけるのは少々乱暴かもしれません。

当初は実際に高級ブランドのキャットフードしかグレインフリーを採用していませんでした。

ですが今ではグレインフリーのキャットフードが人気ということもあり、多くの販売元が便乗してグレインフリーのフードをウリに販売しています。

たしかにグレインフリーは猫ちゃんのにとって嬉しいフードですが、穀類が入っているから必ずしも悪いというわけではありません。

なかには穀類に含まれる食物繊維により胃腸の働きが活発化され、便の状態が良くなるいう穀物類の良い面もあります。

 

なのでキャットフード選びでは

グレインフリーかどうか?

この部分だけで選ばずに、必ず

他の原材料や添加物、さらに酸化防止剤はどんな成分を使っているのか?

このあたりまでしっかりとチェックしてから購入するクセをつけておきましょう。

また愛猫ちゃんが味に納得すれば継続します

  • 価格と内容成分のバランスは見合っているか?
  • 数か月、数年単位で与え続けることを踏まえ、費用の負担や入手性はどうか?

などなど、このへんまでチェックしてコスパの高いフードを選ぶのがキャットフード選びのポイントなのです。

オススメのキャットフードを選ぶ前に知っておきたいキャットフード事情

もしかしたら、キャットフードを価格や内容量、食い付きだけで選んではいませんか?

昨今、昭和の時代の猫ちゃんのように、町内の自分の縄張りを回ったり自由に家の中と外を行き来できるような猫ちゃんはごく一部です。

住環境も集合住宅や高層マンションの方も増えたこともあり、昼夜ともに外出できない生活を送っている猫ちゃんが大部分ですね。

工夫すれば室内でもある程度の運動はできるものの、やはり狭い室内では圧倒的な運動量が不足しがちです。

 

そんなネコちゃんにとって健康を維持するための頼みの綱はキャットフード!

毎日の食事が健康を維持するために大切なのはネコも人間も同じ。

ですが肝心な用意する飼い主さんがキャットフードの知識をほとんど持ち合わせていないのが実情のようです。

 

そのためキャットフードの販売元は

肝心な猫ちゃんの健康よりも、購入する飼い主さんをいかに取り込むか…

この部分にフォーカスしすぎて、見た目や広告・宣伝ばかりを重視しているような気がします。

たしかに価格や内容量、食い付きの良い悪いは大切な判断基準ですが、キャットフードの知識を身に付け、安全性やアレルギーといった部分にも着目しておきたいものです。

 

ラベル表示だけでは信用できないキャットフードの添加物

こちらのページ

https://catfood.main.jp/catfood-label-check/

でもお伝えしてますが、キャットフード選びで大切なのはパッケージに印刷された美味しそうなイメージ写真ではなく原材料や添加物、主成分が記載されたラベルのチェック!

猫ちゃんの安全と健康のために、必ずラベルに記載された内容をチェックし、安全性が確認されてから購入しましょう。

 

ですがラベルをチェックしただけでは確認できない部分があるのも事実。

表示義務のない添加物がてんこ盛りの可能性も…

例えばキャットフードの販売元が、フードの原材料を下請け工場に大量注文し、その原料をもとにペットフードを製造したとします。

その場合、原材料の下請け工場で添加物が使用されていたとしてもキャットフードメーカーの製品にその添加物の表示義務はありません。

つまり最後の生産過程で使用した添加物のみ表示義務が生じるのです!

キャットフードの大半は様々な下請工場で原材料を用意され、最終的に1つの工場で生産されます。

なので実際のところ、ラベルに表示されている添加物以外に多くの添加物を含んでいる可能性も高いといえます。

なぜ海外製のオーガニックなキャットフードがオススメなの?

このように、最終的な生産工程で使用した添加物しか表示しない国産のキャットフード事情を考えた場合、

「添加物や内容成分が正しく表示されたフード」を本気で購入しようと思えば、規制の緩い国内製のキャットフードよりも、厳しい規制のある海外のオーガニック系のキャットフードを選ぶのは当然の流れといえるでしょう。

 

なぜなら日本で法規制の対象となるのは人間が食べる食品、もしくは家畜用の飼料のみ。残念ながらキャットフードは対象外で海外の認証しか目安がありません。

結果、本当に安全で安心できるキャットフードを大切な猫ちゃんに与えるなら、英国をはじめ海外製のオーガニック系フードというのがオススメなのです。

安全性の基準がいまいちハッキリしないキャットフード

ネコの食生活にとって必需品といえるキャットフードですが、肝心な飼い主さんはキャットフードについてほとんど知識がありません。

 

いったい、なぜこんな状況になってしまったのでしょうか?

これは国内のペットフード業界において、しっかりと安全性の基準が設けられていないことが大きな原因なのです。

人間の口にする加工食品の多くは、厚生労働省によりはっきりと安全性の基準が明確化されています。

当然キャットフードにもそれに代わる基準や規格があると思われがちですが、現時点でペットフードを規制する公的機関や具体的な規制はほぼありません。

つまりペットフードの安全性は自主規制だけにゆだねられているのです。

 

飼い主としてはすべてのキャットフードが猫ちゃんの健康を考え、猫ちゃんの体にいいものをばかりと誤解しがちですが、極論から言えば人間用の缶詰にキャットフードトラベルを貼ればキャットフードとして販売できる…。

こんな状況なのです。

それだけに、飼い主さんとしてはしっかりと良い商品、悪い商品を見分ける目が必要なのです。

規制からみるキャットフード事情とキャットフードを取り巻く環境

年間34万トン、2,000億円市場と言われるキャットフード業界ですが、先ほどお伝えしたように監督官庁もはっきりせず安全性をチェックする公的機関や規制がありません。

キャットフードをふくめペットフード全般は、主要なペットフード会社が集まりペットフード公正取引協議会を構成し、安全性をふくめて自主規制を行っています。

 

ただこれだけではすべてのキャットフードの安全性が確保されるほどでもなく、少々不安が残ります。

そもそも人間にとっての厚生労働省にあたる官庁がペットの場合は存在せず、家畜や野生動物を対象とした官庁しか見当たらないのです。

結果、ペットフードの安全性と販売についての基準はペットフード公正取引協議会が決定し、自主規制にとどまっているのです。

結果、欧米諸国にくらべ、キャットフードを取り巻く環境は大きく後れをとっているのが現状なのです。

ネコの食事に関するQ&A

ネコの食事に関する疑問や不安を集めてみました。
詳しい部分は各個別ページで詳しく解説していますが、まずは以下のネコの飼い主さんにありがちな悩みに目を通しておくことをオススメします。

ペットフードを噛まないで食べちゃう……どうすればいい?

ガツガツと噛まないで飲み込むタイプのネコちゃん……消化不良起こさないか心配ですよね?

そもそも肉食動物のネコちゃんの歯や口は 咀嚼(噛み砕く) するための形ではありません。なのでもともと噛むこと自体が苦手なのです。

とはいえ、そう心配することはありません。よくできた 良質なキャットフードならネコの消化能力をしっかりと考えて作られていますので、きちんと消化されるはずです。

犬と猫と人間、食事に必要な栄養素って違うの?

タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルの 5つの栄養素は 猫ちゃんに限らず犬でも人間でも 必要不可欠です。
とはいえ食性や代謝の仕組みが違ってきます。

よってネコちゃんに比べ犬や人間では 必要な栄養素も微妙に違い必要量も変わってきます。

例えば人に比べて 犬や猫は 主要なタンパク質や脂肪の量は多め。必須アミノ酸の場合、 人間にとって必須アミノ酸ではないタウリンですが、猫の場合は自分で生成できないため必須です。

逆にビタミンCは ネコや犬には必須ではありませんが、人間にとっては必須の栄養素です。

キャットフード、ライフステージによって変えなくちゃだめなの?

7~8歳ぐらいに差し掛かると、そろそろ年齢にあったキャットフードに変える時期かもしれません。
いくら活発で元気な猫ちゃんでも、 目に見えないところで 加齢による変化は起きています。

なのでライフステージによってキャットフード変えてあげる必要はあります。

そもそも年齢によって必要とする栄養素が変わってくるため、例えばシニア用のキャットフードの場合 加齢による変化を想定して栄養素の配分にこだわっています。同じく子猫ちゃんの 成長には必要な栄養素がバランスが違います。

また成長期が終わり体が出来上がった成猫の場合はそれに適した栄養バランスの食事というものもあります。
より良い状態をキープし健康に長生きしてもらうためにはだいぶステージにあった食事を選んでおいた方が良いでしょう。

キャットフードが多すぎてどれを選んでいいのかわからないんだけど?

スーパーやドラッグストアのキャットフード売り場で、いろいろ目移りしてしまってどれを選べばいいのかわからない… こんな方も多いでしょう。
まず主食としてキャットフード選ぶ場合、一番大事なのはライフステージにあった総合栄養食というキャットフード。

その他、 避妊や去勢をしているため体重管理が不安な場合、 よく毛玉を吐き出す場合、こういった気になる場合はそれに対応したキャットフード選んでおきましょう。
ブランド名やパッケージ で選びがちなキャットフードですが、 大切なのはパッケージに記載されている成分の内容です。

ラベルをしっかりとチェックし 内容を読み取り 添加物や不安な要素はないか、 アレルギーの原因となる成分はないか、これらをしっかりとチェックしてからキャットフード選んでください。

お店に売ってるペットフードって、ヤバいものとか入ってるんじゃないの?

市販のキャットフードは粗悪な原料をたくさん使っていたり必要以上に添加物を配合しているのでは?
こんな方も多いのではないでしょうか。

まず 国内で市販されているキャットフードに関しては、ペットフード公正取引協議会 の基準により使用する現在には添加物がネコにとって害がないということを確認しています。

主要なキャットフードの販売元は 公正取引協議会の会員です。これらのルールに従っていますので、それほど神経質になる必要はありません。

気になる場合は、直接販売元に問い合わせてみるか、 最初から不安要素の多い成分を含むキャットフードを選ばないほうが無難かもしれません。

キャットフード以外のネコの好物を食べさせてもいいの?

自分で食事を用意できないでこちゃんにとって健康な食生活は飼い主さんにかかっています。
人間が食べている物やキャットフード以外のネコちゃんの大好物が 健康に良い食べ物とは限りません。

欲しがるからと与え続けた結果 将来的に健康を害してしまうケースも少なくありません。
大切な猫ちゃんが健康に長生きして末永く一緒に過ごせるためにも、 目先の食べたいものを食べる幸せよりも、 健康に長生きできるための食生活を目指してください。

ドライフードがメインなんだけど、 味気ないのでトッピングしてもいいの?

まず大前提として、人間と犬や猫では体の仕組みや 消化器官の作りや必要な栄養素も変わってきます。
人間にとって体に良いとされる食材でも 猫ちゃんにとっては命取りとなるケースもあります。

なので安易に人間の食材をトッピングすることは避けた方が良いでしょう。
そもそも総合栄養食と呼ばれるキャットフードの場合、 販売元さんがしっかりと栄養バランスを考えた成分を配合しています。勝手にトッピングすることで栄養バランスが崩れ、ネコの消化器官に負担が大きくなってしまい、病気になる可能性もあるのでご注意ください。

獣医さんに太り気味と言わたんだけど減量したほうがいい?

肥満は単純に見た目が太っているという問題だけではなく、心臓病や糖尿病などさまざまな生活習慣病の原因となります。

仮に動物病院で獣医さんにダイエットをすすめられた場合、今は深刻ではなくても将来的に大きな病気や疾患を引き起こす可能性があるためアドバイスしているはずです。

できればアドバイスに従って早速ダイエット始めてみましょう。食事管理と同じようにネコの体重管理も飼い主さんの大切なお仕事。かかりつけの獣医さんに体重管理プログラムをアドバイスしてもらうことをおすすめします。

年齢や状態別のフード選び
キャットフードの雑学
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