【成猫キャットフード選び】成猫の食事内容や食事量を知ってフードを選ぶ!

Cat キャットフード選びのコツ

数あるキャットフードのサイトから、わざわざこのページを読んでくれているということは、

  • パッケージに記載された適量なのに、最近なんだか太ってきたような…
  • 今のキャットフード、食べ過ぎでもないのにひと回り、大きくなった気が!

もしかしたら、こんな愛猫ちゃんの食事量や食事内容について不安を感じてネットで調べていませんでしたか?

 

当ページでは、そんな成猫の食事内容が気になる方にむけ、1歳から6歳までの成猫の食事内容や食事量、キャットフード選びのポイントを徹底調査!

 

結論からいいますと、生後1歳から6歳までの成猫の場合、1日に消費する消費カロリーはある程度の目安はありますが、体重や運動量、性格でまるっきり変わってきます。

できれば月2回くらい、体重チェックを行いしっかりと摂取カロリーの見直しを行ってみるのがオススメですね。

 

また同じ成猫でも、歳を重ねるについて基礎代謝や運動量も落ちて、必要とするカロリーも変わってきます。年齢や運動量に合わせて、飼い主さんがカロリーコントロールして下さい!

このへんも当ページで詳しく解説していますので、早速みていきましょう!
チェック ポッチャリ気味のネコにおすすめの厳選フード比較!!

成猫に必要なエネルギーと食事内容、食事量とは?

性格や運動量によっても個体差が大きいものの、ある程度、成猫にとって必要なエネルギーや食事量という部分は決まっています。

以下に標準的なネコのエネルギー必要量をまとめました。一緒にみていきましょう!

ネコの年齢別エネルギー要求量

ステージ 必要なエネルギー(kcal/体重kg)
~10週 250
~20週 130
~30週 100
~40週 80
成猫(おとなしめ) 70
成猫(標準) 80
成猫(活発) 85
妊娠期 100
授乳期 250

出典ネコの食事百科)

このように、例えば活発な3キロのネコちゃんの場合・・・

85×3=255kcal

ということで、必要なエネルギー量はザックリと1日250~60kcalを目安としてください。

とはいえ、

上記の公式に基いて食事を与えたものの、いっこうに痩せる気配さえない…または体重が微妙に増加し続けている…

こんなこともあるでしょう。

 

そんな場合、当面は240kcl程度に抑えてみる、またはもう少し減らして・・・といった感じで体重の変化をチェックしながら食事量を変化させてください。

 

もちろん上記のデータは標準的なネコちゃんの統計。

ネコの種類や飼っている環境によっても必要なエネルギー量は変わるもの。

あくまで参考程度にとどめ、食べる量や体重の変化と様子を見ながら飼い猫ちゃんにピッタリの食事量をみつけてみましょう。

成猫の食事の中心!市販のキャットフードの選び方

最近では手作りご飯にこだわっている飼い主さんも増えてきましたね!

ネコちゃんにとっても飼い主さんの愛情たっぷりの手作りご飯は嬉しいとはおもいますが、

時間や手間を考えた場合、どうしても食事の中心は市販のキャットフード・・・

じっさいには、こんな飼い主さんが大部分ですね。

 

そこで悩んでいる飼い主さんの多い、成猫のキャットフード選びのポイントをご紹介しておきます。

ドライタイプとウエットタイプのキャットフードの違いを知る


ペットショップやドラッグストアの棚には数多くのキャットフードが並んでいますね。

ですが大きく分ければドライタイプとウェットタイプの2種類。中にはセミモイスト・半生タイプ等もチラホラありますが、大半はこの2種類となります。

 

ドライフードの場合、栄養バランスが良く保存性も優れている反面、水分の量が少ないというのがデメリット。

よってドライフードだけ与える場合は水分不足にならないよう、フードの隣にたっぷりのお水を用意しておくのも忘れずに。

 

一方ウエットタイプのキャットフードは豊富な水分が含まれている反面、非常に嗜好性が高いという特徴があります。

なのでドライフードに比べ、気に入ったフードの場合はガツガツむさぼる反面、気に入らないと見向きもしない・・・というリスクも。

 

 

上記の部分を理解した上で、両者のメリットを上手くいかして献立を立てるのがポイントです。

 

そこで以下にドライタイプとウエットタイプのキャットフードの特徴をまとめておきます。ぜひフード選びの参考にしてみてください!

ドライタイプとウエットタイプのフード比較表

ウエットタイプ ドライタイプ
水分量 多い 少ない
消化 しやすい 普通だが繊維が多いため消化を助ける
保存期間 未開封なら長い 開封後もある程度は保存可能
価格 やや高め・素材によって異なる 普通・原料やメーカーによってマチマチ
メリット 高タンパク質、高脂肪のため効率よく高いカロリー摂取が可能

水分を食品から摂れるため、尿路結石が心配なネコちゃんでも安心

高タンパクの肉や脂肪、穀物が集約されてバランス良く調整ずみ

適度な歯ごたえで歯石予防にも

穀物等の繊維質が適度に消化器官に刺激を与え、消化活動を助ける

 デメリット 肉と紛らわしい合成のタンパク質を利用しているケースも

合成着色料を使用しているフードも

水分量が約10%と少ないので、しっかりと飲水を用意した上で与える

水を飲まないネコの場合、水やミルクで柔らかくする、同時にウエットタイプを与える必要あり

マグネシウム含有量が多い商品が多く、オス猫の場合、とくに尿路結石には注意

 

デブ猫は可愛いけど高リスクで疾患に・・・肥満対策を!いずれにせよ、大好きなネコちゃんが末永く元気でいてくれるためにも肥満は天敵・・・ちょっとポッチャリの方が愛嬌があって可愛いですが、太りすぎは深刻な内臓疾患等を引き起こします。

しっかりと食生活を管理して予防しておきましょう。
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キャットフード選びで失敗しない!市販のキャットフードの選び方のポイントABC

まず大切なポイントとして、ドライタイプ、ウエットタイプいずれを選ぶにせよ、

口コミや評判だけで選ばないこと!

この部分をを忘れないでください。

他人のネコちゃんとウチのネコちゃんでは体格も性格も運動量も、さらに味覚だって違うんです。

しっかりと愛猫ちゃんの体重や健康状態、ネコちゃんの嗜好性なども加味して選ぶのが失敗ポイントですよ!

とはいえペットショップやネット通販でも種類が多すぎて絞り込めない…

そんな飼い主さんも多いですね。

 

そこでキャットフード選びのポイントになるシンプルな方法をご紹介します!

最低限、

  1. どんな目的のキャットフードなのか?
  2. 何歳のネコちゃんにぴったりなのか?
  3. どんな材料を使っているのか?
  4. どのくらいの内容量なのか?
  5. 賞味期限はいつまでなのか?

この5点をおさえておけば大失敗は避けられるはず。

 

というわけで、最低限おさえておきたいフード選びに基準を以下にまとめさせていただきます。

ぜひ飼いネコちゃんのキャットフード選びの参考にしてみてくださいね!

1.どんな目的のキャットフードなのか?

キャットフードには大きく3つの目的に分けることができます

総合栄養食、間食、その他の目的色という3つのタイプ。

基本的に主食に利用するキャットフードは総合栄養食と記載されたものを選んでおきましょう。

2.何歳のネコちゃんにぴったりなのか?

成長期のネコちゃんと高齢のネコちゃん、妊娠期や授乳期には必要なエネルギー量、栄養バランスも変わってきます。

どんなキャットフードでも子ネコ用、成ネコ用、老ネコ用などの記載が必ずあるはず。

この部分を無視すれば、子ネコにとって栄養不足になることもあれば、栄養過多で肥満になってしまう高齢のネコも出てきます。お気をつけください。

3.どんな材料を使っているのか?

キャットフードのパッケージの側面や裏面に必ず原材料が表示してあるはず。

基本的に原材料の項目には10パーセント以上使用している材料が使用量の多い順に記載されているはずです。

当サイトでもお伝えしていますが、多少の穀物はおすすめですが、肉類や魚類がトップに記載されているのがお勧めです。

4.どのくらいの内容量なのか?

内容量はキャットフードのコスパを判断するた大切な部分。ずっと与えるフードだけに予算や費用だって重要な判断基準ですよね。

また、いくら賞味期限内のキャットフードとはいえ、保管している期間が長いいけば油脂成分が劣化や酸化を起こしフレッシュな状態ではなくなります。

できればドライフードであっても1ヶ月程度で食べきれる量を選ぶのが失敗しないーポイントです。

5.賞味期限はいつまでなのか?

人間の食材を購入する場合も同じですが、少しでも新鮮なものを選んでください。

中には賞味期限が近いということでディスカウントされている商品もありますが、結局は賞味期限を切らしてしまい高くつくことも・・・。

また他の商品とくらべ、明らかに賞味期限が長いキャットフードは何か強烈な酸化防止剤を使用している可能性も。避けた方が無難ですね。

毛玉ケアフードってどうなの?

フード選びをしているとよく目にするのが、毛玉ケアフードや毛玉除去サプリといった商品。

気になっている飼い主さんも多いのではないでしょうか?

 

そこでこの場で簡単に説明しておきます。

ネコは飲み込んだ毛玉をある程度お腹の中にため込み、ときには吐き出し、ときにはウンチと一緒に排泄します。

 

その時うまく吐き出せず、ウンチと一緒に排泄もされない場合、毛玉が大きくなって腸を塞いでしまう毛球症という状態になります。

 

たとえば

  • お腹を触られると極端に嫌がる
  • トイレに入っても何も出ず苦しそう
  • 便秘や下痢食欲不振の状態が続く

こんな場合、手玉対策が必要な状態かも…。

お腹に触れられるのを嫌がる・・・吐いても何もでてこず辛そう・・・という場合、毛球症かもしれませんよ!

 

そもそも毛玉を吐き出すのは体力を消耗するだけでなく、なると厄介な食道炎を引き起こす原因にも。できれば吐き出さずにウンチと一緒に排泄させちゃうのがベスト。

毛玉ケアフードや毛玉除去サプリ等、利用してみるとい改善することもあります。

 

またコマメにブラッシングして、抜け毛を飲み込まない状態に保ってあげることも効果大。飼い主さんの努力である程度は予防できるんです。

ネコに必要な栄養と栄養その働き

本来、肉食動物であるネコにとって理想の食べ物はネズミやウサギといった小動物。

 

ネズミやウサギにはタンパク質や脂肪がじゅうぶんに含まれているだけでなく、骨にはカルシウム、内臓には炭水化物やビタミン、ミネラルが多量に含まれています。

 

つまりネコにとって必要となる栄養素が効率よく含まれているのがこれらの小動物。

実際にネズミやウサギを与えることは現実的ではありませんが、これらに含まれる栄養素を食事内容でカバーできるように工夫してみましょう。

ネコに必要な栄養素とその働き

タンパク質

タンパク質やネコにとって筋肉や血液などを作るだけでなくエネルギーの一部としても利用します。

特にタウリンというアミノ酸がネコにとっては重要な栄養素、移設によると人間の5倍のタンパク質が必要と言われています。

脂肪

脂肪はネコにとって体動かすための重要なエネルギー源です。

また必須脂肪酸にはさまざまな病気や疾患から体を守るための免疫機能を高める働きも・・・。

ネコの場合、食事から摂取したい必要総脂肪分は10~15パーセントと言われています。

ビタミン

毛並みをはじめ身体の様々な部分を調節するために必要な栄養素がビタミン。

中には体内で合成できないタイプのビタミンも多く、その場合は食べ物から摂取する必要があります。

特にビタミンA、ビタミンB1、ビタミンEは不可欠なビタミンです。

ミネラル

ミネラルの中でも、とくに必須なのがカルシウムとリン。沢山とればよいわけでなく、両方をバランスよく摂ることがポイントです。

こちらのページも参考にしてみてください!

【キャットフードが悪いの?】体調の悪いネコに必要な栄養素と 必要量、摂取方法まとめ
いつもは食欲旺盛、元気で活発な愛猫ちゃんなのに、なんだかここ数日間はいつもと違って、 食欲がない・毛艶も急に悪くなってきたような・・・ そういえばここ数日、ウンチが緩くなった気がする・・・こんな状態で、『もしかしたらキャットフードが悪い

赤血球を合成するためにも鉄分は必須ですし、マグネシウムも必要不可欠。

食物繊維

人間にとっての食物繊維と同じように、子ちゃんにとってもコレステロールを排泄する働きのある食物繊維は重要。

 

過剰な脂肪の吸収を妨げ肥満を防止します。

ダイエット用のキャットフードにはこれらの植物繊維が多量に含まれていますので、デブ猫予備軍のネコちゃんには必須の栄養素といえますね。

炭水化物

脂肪やタンパク質をエネルギー源として活動するネコちゃんにとって、人間ほど糖質は必要とはありませんが腸管の健康にとっても必要不可欠なのが炭水化物です。

水分

1日に必要な水分量は、健康な成ネコの場合体重1キログラムあたりで約60ml程度となります。

もちろんキャットフードに含まれている水分も含まれていますので、じっさいの飲水としてはこれほど必要ではありません。

ただドライタイプの食事メインの場合、水分不足気味なネコちゃんも意外と多いです。足りない分を飲み水で補給することもお忘れなく。

【まとめ】


以上、1歳から6歳までの成猫の食事内容や食事量、キャットフード選びのポイントをできる限りわかりやすくお伝えしました。

飼い主さんにもっとも注意してもらいたい部分としては

  1. 愛猫ちゃんに必要なカロリー計算をして、必要なカロリーと栄養素を知る
  2. 猫ちゃんの状態によってドライとウエットを使い分ける(ときには手作りフードも)
  3. 成猫用のフードにも、ダイエット対策・毛玉対策などバリエーションがあるので上手く活用する

この3つが大切なポイントだと思います!

 

自分でキャットフードを選べない猫ちゃんにとって、カロリーコントロールや体調管理は飼い主さんの重要な役割。

今のフードが合ってる!と決めつけているフードが体調不良をまねいている可能性もありますよ。

 

健康状態やライフステージによって、必要なフードはどんどん変わってきますので、定期的にキャットフードの見直ししてみることをおすすめします。

そんな愛猫ちゃんのキャットフード選びに当ページがお役に立てれば幸いです!
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\最新版 当ブログ厳選/
おすすめフードBEST3を発表

では最初にフード選びにおける3つのランキング基準からご紹介します

  1. 主な原材料・添加物の有無、不明確な材料かどうか?
  2. 当サイトのユーザーさんのクチコミ・評判
  3. ウチのマツ(4歳♂)がどれだけガツガツ食べたか?

以上の3項目を客観的に判断し、今おすすめできるキャットフードに絞り込んでランキングいたしました。どれがいいか決められない場合、とりあえず1位から試して様子をみてみましょう!

ジャガー

ジャガーは好き嫌いが激しいネコちゃんにもおすすめ!
チキン・鶏肉・サーモン・マスなど新鮮な肉と魚を惜しみなく使い、動物性タンパク質80%以上の食事を実現しちゃったのがジャガー!
好き嫌いが激しい偏食気味の猫ちゃんでも、とびきり喜ぶ贅沢プレミアムフードを一度お試しあれ!!

※ペットショップやホームセンター等、実店舗では販売されていません。

カナガン

グレインフリー・高タンパク、低炭水化物を徹底した『カナガン』といえば、プレミアムフードの代表格!

キャットフードランキングのトップに君臨しつづける理由は圧倒的な安全性や信頼感。

『美味しい』だけじゃなく『無添加』、『アレルギー対策』も実現しています!

※ペットショップやホームセンター等、実店舗では販売されていません。

モグニャン

販売元さんがイギリスの生産現場にも何度も足を運び、1年以上の歳月をかけてオリジナルキャットフードを開発してできたのがモグニャンです。

まさに、愛する我が子のために、そして我が子を思う飼い主様の想いのために、原材料から粒のカタチまで拘って作り上げた栄養たっぷりのプレミアムフードですよ!

※ペットショップやホームセンター等、実店舗では販売されていません。

ランク外なものの人気の市販キャットフード

いきなりプレミアム・フードは…というアナタは、とりあえず市販の人気キャットフードをいくつか試して相性をみてみてはいかがでしょうか!?

以下、スーパーやドラッグストア、ホームセンターのどこでも購入できるお手頃なキャットフードから、先ほどのランキング商品に迫るスペックのプレミアムフードまで個別に特集してみました。
万一、切らした場合でも入手性のよい市販のフードなら安心ですよ!

以下の個別ページで市販キャットフードを様々な角度からガチ比較してみました!

jpスタイル和の究みシニア猫用サイエンスダイエット老猫用ファーストチョイス室内猫用ミオドライミックスjpスタイル和の極みウェルネスフードホリスティックグレインフリーパシフィカキャット
アーテミス オソピュアアルモネイチャー ホリスティック日本ペットフード ビューティープロペットライン キャネットチップ こく旨リッチユニ・チャーム ねこ元気 お魚とお肉ミックスペットライン メディファス日本ペットフード コンボ(毛玉対応)マースジャパン カルカンペットライン キャネット日清ペットフード キャラット ミックスネオナチュラルバランス ウルトラプレミアムネスレ ピュリナ モンプチネスレ ピュリナ モンプチペットライン メディファスユニ・チャーム 銀のスプーン日清ペットフード 懐石zeppin

※当サイト管理人とじっさいに寄せられたクチコミをもとに、安全性・コスパ・食いつき・満足感などの項目のバランスを評価し、当サイト独自のランク付けをしています。

みんなは何を基準にキャットフードを選んでいるのかな?

では早速、フード選びでどの部分に注目して選べば失敗しないのかお伝えします!

ペットショップやスーパー、ネットショップには数多くのキャットフードが販売されていますが、

いったい何を基準にネコのご飯をえらべば良いのでしょうか?

この部分に悩まれる飼い主さん、すごーく多いですね。

 

 

細かい部分までコダワリ始めるとキリがありませんが、もっとも重要な項目だけでも知ってくといいです。

キャットフード選びで注意したい3+αとは?

まずキャットフード選びのもっとも基本的な部分として、最低限、

  1. 栄養バランス
  2. カロリー
  3. 安全性

という3つの要素がしっかり配慮されたキャットフードか?

まずはこの部分に注目してください。

パッケージの美味しそうなイメージ写真に気をとられ、ラベルまでチェックされない飼い主さんも多いですが、重要なのはイメージ写真ではありません!

 

かならずラベルに記載された栄養素や添加物。このあたりに注目しておきましょう。

https://catfood.main.jp/catfood-label-check/

こちらのページもあわせて参考にしてみてください。

毎日のことだから…継続できる価格帯なのか?

それ以外にも『無理せず継続できる価格帯』という部分も忘れてはいけません。

どんなに安全で栄養面がバッチリでも、半年、1年それ以上と与え続けるキャットフード。

経済的な負担が大き過ぎれば、余儀なく安価なフードへ切り替えることになります。

 

また飼い主さんの都合で頻繁にキャットフードを切り替えることにより、フードの変化に対応しきれずに、アレルギー症状や下痢・便秘など体調不良を起こすネコちゃんも少なくありません。

 

なので無理なく継続できる価格帯!

この部分も、栄養バランス・カロリー・安全性についで、フード選びの大切な部分といえるでしょう。

継続できないような高額なフードを無理して与えるのは、財布にも猫の体調にもよくありません

最終的に猫の餌を選ぶのは主役の猫ちゃん!

このようにさんざん悩みに悩んで選びぬいたフードでも、

残念ながら肝心なネコが好まないパターンも普通にあります!

ほんとに困る!

 

選びに選びにいた飼い主さんの気持ちをよそに、ヒコヒコと鼻を動かしただけでまったく口にしないケースだってありますよね?

 

大切なのは、飼い主さんの先入観で勝手に一種類のフードに絞り込まず、

栄養バランス・安全性の条件をクリアしたフードを何種類がピックアップし、少量ずつでも愛猫ちゃんに味見させて食いつきや体調の様子をみる!

こんな流れといえますね。

他の飼い主さんのキャットフード選びの基準をチェック!

キャットフード選びの基準を知ったところで、意外と気になる部分といえば

『みんなは何を基準に愛猫のキャットフードを選んでいるのかな?』

ここも気になる部分ですよね!

そこで日本全国でアンケートを行ったという書籍やサイトをもとに、フード選びの基準で比較的多かった飼い主さんの意見をピックアップ!!

 

猫種、ライフステージ、飼い主さんのフードにかけれる予算によってもフード選びの基準は変わります。

あくまで参考意見として、ぜひフード選びの参考にしてみてください!

「猫の体質に合うもの添加物が少ないもの。原産国(国産か、動物に対しての知識が高い国のものなど)。栄養バランス」

キャットフード選びにおいては『国産だから安心』とは一概には言い切れません!

「栄養バランス、ぽっちゃり気味なのでカロリーの低いもの」

「栄養バランスや太らせないようなフードを獣医師さんやペットショップの店員さんに相談して選ぶ」

高齢になったら高タンパク・低カロリーのチキンをふんだんに使用したダイエット対策フードを!

「穀物フリーであること」

肉食動物のネコとにかく肉・肉・肉が大好き!穀物類が多すぎるのはオススメできません

「毛玉ケア,下部尿路に配慮したものを混ぜる」

「無添加なもの」

「プレミアムフードを選ぶ(ドライ)。主原料が肉もしくは魚、着色料等がはいっていない」

着色料でレンガ色のフードが目立つけど実はネコは色を気にしませんよ!騙されちゃダメよー

「メインフードは、総合栄養食で、年齢と熱量と疾病予防 おやつは、添加物がないこと」

「栄養バランスと、好き嫌いが激しいので食べたものをあげています」

「鶏アレルギーのコがいるので魚のドライフードにしている」

「おいしそうな香りがするもの(猫缶の場合)」

食いつきのために多少の香りづけは必要、でもエキス・パウダー類が多過ぎるのは逆にダメですよ!

「栄養バランスと粒の大きさ (大粒の物は食べにくそうなので小粒の物を選びます)」

「猫下部尿路疾患なので、カルシウム、リン、マグネシウムが少ないもの。なるべく、人間が食べても大丈夫な原材料を使っているもの。人工添加物などを使用していないもの」
※成文堂新光社『みんなのネコ式生活』より抜粋

ヒューマングレードの記載は完全に販売元の自己申告!だから100%安心というわけじゃありません

 

キャットフードはグレインフリーが絶対におすすめなの?

ペットショップやドラッグストアのキャットフード売り場で今では普通にみける

「グレインフリー」

という言葉!このグレインフリーとは広い意味では米、とうもろこし、小麦、大豆、大麦などの穀物や穀類を使用していないということ。分かり易く言うと豆類を含んでいないということ。

ここではグレインフリーのキャットフードについて一緒に考えてみましょう。

穀物類が100%悪いわけでもない!他の原材料とのバランス・それ以外の添加物が大切!

グレインフリーに便乗して、グレインフリーと記載しつつ、それ以上にヤバい材料てんこ盛りのフードも沢山あるらしいぞ!

そもそも猫ちゃんは完全な肉食動物です。本来穀類を食べません。

そのため高級なキャットフードの多くはグレインフリーをウリに、穀類を含まないように工夫している商品が非常に増えてきました。

 

ですが必ずしも

  • グレインフリー=高級なキャットフード
  • グレインフリー=愛猫ちゃんにピッタリのキャットフード

というワケでもなく、グレインフリーだから絶対に良いキャットフードと決めつけるのは少々乱暴かもしれません。

当初は実際に高級ブランドのキャットフードしかグレインフリーを採用していませんでした。

ですが今ではグレインフリーのキャットフードが人気ということもあり、多くの販売元が便乗してグレインフリーのフードをウリに販売しています。

たしかにグレインフリーは猫ちゃんのにとって嬉しいフードですが、穀類が入っているから必ずしも悪いというわけではありません。

なかには穀類に含まれる食物繊維により胃腸の働きが活発化され、便の状態が良くなるいう穀物類の良い面もあります。

 

なのでキャットフード選びでは

グレインフリーかどうか?

この部分だけで選ばずに、必ず

他の原材料や添加物、さらに酸化防止剤はどんな成分を使っているのか?

このあたりまでしっかりとチェックしてから購入するクセをつけておきましょう。

また愛猫ちゃんが味に納得すれば継続します

  • 価格と内容成分のバランスは見合っているか?
  • 数か月、数年単位で与え続けることを踏まえ、費用の負担や入手性はどうか?

などなど、このへんまでチェックしてコスパの高いフードを選ぶのがキャットフード選びのポイントなのです。

オススメのキャットフードを選ぶ前に知っておきたいキャットフード事情

もしかしたら、キャットフードを価格や内容量、食い付きだけで選んではいませんか?

昨今、昭和の時代の猫ちゃんのように、町内の自分の縄張りを回ったり自由に家の中と外を行き来できるような猫ちゃんはごく一部です。

住環境も集合住宅や高層マンションの方も増えたこともあり、昼夜ともに外出できない生活を送っている猫ちゃんが大部分ですね。

工夫すれば室内でもある程度の運動はできるものの、やはり狭い室内では圧倒的な運動量が不足しがちです。

 

そんなネコちゃんにとって健康を維持するための頼みの綱はキャットフード!

毎日の食事が健康を維持するために大切なのはネコも人間も同じ。

ですが肝心な用意する飼い主さんがキャットフードの知識をほとんど持ち合わせていないのが実情のようです。

 

そのためキャットフードの販売元は

肝心な猫ちゃんの健康よりも、購入する飼い主さんをいかに取り込むか…

この部分にフォーカスしすぎて、見た目や広告・宣伝ばかりを重視しているような気がします。

たしかに価格や内容量、食い付きの良い悪いは大切な判断基準ですが、キャットフードの知識を身に付け、安全性やアレルギーといった部分にも着目しておきたいものです。

 

ラベル表示だけでは信用できないキャットフードの添加物

こちらのページ

https://catfood.main.jp/catfood-label-check/

でもお伝えしてますが、キャットフード選びで大切なのはパッケージに印刷された美味しそうなイメージ写真ではなく原材料や添加物、主成分が記載されたラベルのチェック!

猫ちゃんの安全と健康のために、必ずラベルに記載された内容をチェックし、安全性が確認されてから購入しましょう。

 

ですがラベルをチェックしただけでは確認できない部分があるのも事実。

表示義務のない添加物がてんこ盛りの可能性も…

例えばキャットフードの販売元が、フードの原材料を下請け工場に大量注文し、その原料をもとにペットフードを製造したとします。

その場合、原材料の下請け工場で添加物が使用されていたとしてもキャットフードメーカーの製品にその添加物の表示義務はありません。

つまり最後の生産過程で使用した添加物のみ表示義務が生じるのです!

キャットフードの大半は様々な下請工場で原材料を用意され、最終的に1つの工場で生産されます。

なので実際のところ、ラベルに表示されている添加物以外に多くの添加物を含んでいる可能性も高いといえます。

なぜ海外製のオーガニックなキャットフードがオススメなの?

このように、最終的な生産工程で使用した添加物しか表示しない国産のキャットフード事情を考えた場合、

「添加物や内容成分が正しく表示されたフード」を本気で購入しようと思えば、規制の緩い国内製のキャットフードよりも、厳しい規制のある海外のオーガニック系のキャットフードを選ぶのは当然の流れといえるでしょう。

 

なぜなら日本で法規制の対象となるのは人間が食べる食品、もしくは家畜用の飼料のみ。残念ながらキャットフードは対象外で海外の認証しか目安がありません。

結果、本当に安全で安心できるキャットフードを大切な猫ちゃんに与えるなら、英国をはじめ海外製のオーガニック系フードというのがオススメなのです。

安全性の基準がいまいちハッキリしないキャットフード

ネコの食生活にとって必需品といえるキャットフードですが、肝心な飼い主さんはキャットフードについてほとんど知識がありません。

 

いったい、なぜこんな状況になってしまったのでしょうか?

これは国内のペットフード業界において、しっかりと安全性の基準が設けられていないことが大きな原因なのです。

人間の口にする加工食品の多くは、厚生労働省によりはっきりと安全性の基準が明確化されています。

当然キャットフードにもそれに代わる基準や規格があると思われがちですが、現時点でペットフードを規制する公的機関や具体的な規制はほぼありません。

つまりペットフードの安全性は自主規制だけにゆだねられているのです。

 

飼い主としてはすべてのキャットフードが猫ちゃんの健康を考え、猫ちゃんの体にいいものをばかりと誤解しがちですが、極論から言えば人間用の缶詰にキャットフードトラベルを貼ればキャットフードとして販売できる…。

こんな状況なのです。

それだけに、飼い主さんとしてはしっかりと良い商品、悪い商品を見分ける目が必要なのです。

規制からみるキャットフード事情とキャットフードを取り巻く環境

年間34万トン、2,000億円市場と言われるキャットフード業界ですが、先ほどお伝えしたように監督官庁もはっきりせず安全性をチェックする公的機関や規制がありません。

キャットフードをふくめペットフード全般は、主要なペットフード会社が集まりペットフード公正取引協議会を構成し、安全性をふくめて自主規制を行っています。

 

ただこれだけではすべてのキャットフードの安全性が確保されるほどでもなく、少々不安が残ります。

そもそも人間にとっての厚生労働省にあたる官庁がペットの場合は存在せず、家畜や野生動物を対象とした官庁しか見当たらないのです。

結果、ペットフードの安全性と販売についての基準はペットフード公正取引協議会が決定し、自主規制にとどまっているのです。

結果、欧米諸国にくらべ、キャットフードを取り巻く環境は大きく後れをとっているのが現状なのです。

ネコの食事に関するQ&A

ネコの食事に関する疑問や不安を集めてみました。
詳しい部分は各個別ページで詳しく解説していますが、まずは以下のネコの飼い主さんにありがちな悩みに目を通しておくことをオススメします。

ペットフードを噛まないで食べちゃう……どうすればいい?

ガツガツと噛まないで飲み込むタイプのネコちゃん……消化不良起こさないか心配ですよね?

そもそも肉食動物のネコちゃんの歯や口は 咀嚼(噛み砕く) するための形ではありません。なのでもともと噛むこと自体が苦手なのです。

とはいえ、そう心配することはありません。よくできた 良質なキャットフードならネコの消化能力をしっかりと考えて作られていますので、きちんと消化されるはずです。

犬と猫と人間、食事に必要な栄養素って違うの?

タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルの 5つの栄養素は 猫ちゃんに限らず犬でも人間でも 必要不可欠です。
とはいえ食性や代謝の仕組みが違ってきます。

よってネコちゃんに比べ犬や人間では 必要な栄養素も微妙に違い必要量も変わってきます。

例えば人に比べて 犬や猫は 主要なタンパク質や脂肪の量は多め。必須アミノ酸の場合、 人間にとって必須アミノ酸ではないタウリンですが、猫の場合は自分で生成できないため必須です。

逆にビタミンCは ネコや犬には必須ではありませんが、人間にとっては必須の栄養素です。

キャットフード、ライフステージによって変えなくちゃだめなの?

7~8歳ぐらいに差し掛かると、そろそろ年齢にあったキャットフードに変える時期かもしれません。
いくら活発で元気な猫ちゃんでも、 目に見えないところで 加齢による変化は起きています。

なのでライフステージによってキャットフード変えてあげる必要はあります。

そもそも年齢によって必要とする栄養素が変わってくるため、例えばシニア用のキャットフードの場合 加齢による変化を想定して栄養素の配分にこだわっています。同じく子猫ちゃんの 成長には必要な栄養素がバランスが違います。

また成長期が終わり体が出来上がった成猫の場合はそれに適した栄養バランスの食事というものもあります。
より良い状態をキープし健康に長生きしてもらうためにはだいぶステージにあった食事を選んでおいた方が良いでしょう。

キャットフードが多すぎてどれを選んでいいのかわからないんだけど?

スーパーやドラッグストアのキャットフード売り場で、いろいろ目移りしてしまってどれを選べばいいのかわからない… こんな方も多いでしょう。
まず主食としてキャットフード選ぶ場合、一番大事なのはライフステージにあった総合栄養食というキャットフード。

その他、 避妊や去勢をしているため体重管理が不安な場合、 よく毛玉を吐き出す場合、こういった気になる場合はそれに対応したキャットフード選んでおきましょう。
ブランド名やパッケージ で選びがちなキャットフードですが、 大切なのはパッケージに記載されている成分の内容です。

ラベルをしっかりとチェックし 内容を読み取り 添加物や不安な要素はないか、 アレルギーの原因となる成分はないか、これらをしっかりとチェックしてからキャットフード選んでください。

お店に売ってるペットフードって、ヤバいものとか入ってるんじゃないの?

市販のキャットフードは粗悪な原料をたくさん使っていたり必要以上に添加物を配合しているのでは?
こんな方も多いのではないでしょうか。

まず 国内で市販されているキャットフードに関しては、ペットフード公正取引協議会 の基準により使用する現在には添加物がネコにとって害がないということを確認しています。

主要なキャットフードの販売元は 公正取引協議会の会員です。これらのルールに従っていますので、それほど神経質になる必要はありません。

気になる場合は、直接販売元に問い合わせてみるか、 最初から不安要素の多い成分を含むキャットフードを選ばないほうが無難かもしれません。

キャットフード以外のネコの好物を食べさせてもいいの?

自分で食事を用意できないでこちゃんにとって健康な食生活は飼い主さんにかかっています。
人間が食べている物やキャットフード以外のネコちゃんの大好物が 健康に良い食べ物とは限りません。

欲しがるからと与え続けた結果 将来的に健康を害してしまうケースも少なくありません。
大切な猫ちゃんが健康に長生きして末永く一緒に過ごせるためにも、 目先の食べたいものを食べる幸せよりも、 健康に長生きできるための食生活を目指してください。

ドライフードがメインなんだけど、 味気ないのでトッピングしてもいいの?

まず大前提として、人間と犬や猫では体の仕組みや 消化器官の作りや必要な栄養素も変わってきます。
人間にとって体に良いとされる食材でも 猫ちゃんにとっては命取りとなるケースもあります。

なので安易に人間の食材をトッピングすることは避けた方が良いでしょう。
そもそも総合栄養食と呼ばれるキャットフードの場合、 販売元さんがしっかりと栄養バランスを考えた成分を配合しています。勝手にトッピングすることで栄養バランスが崩れ、ネコの消化器官に負担が大きくなってしまい、病気になる可能性もあるのでご注意ください。

獣医さんに太り気味と言わたんだけど減量したほうがいい?

肥満は単純に見た目が太っているという問題だけではなく、心臓病や糖尿病などさまざまな生活習慣病の原因となります。

仮に動物病院で獣医さんにダイエットをすすめられた場合、今は深刻ではなくても将来的に大きな病気や疾患を引き起こす可能性があるためアドバイスしているはずです。

できればアドバイスに従って早速ダイエット始めてみましょう。食事管理と同じようにネコの体重管理も飼い主さんの大切なお仕事。かかりつけの獣医さんに体重管理プログラムをアドバイスしてもらうことをおすすめします。

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